ARS(アルス) SEO/戦略的SEO

SEOの施策は概ね、以下の3つに分類できます。
※”動画”や”ローカル”などのトピックは除外

Technical(内部)

インデックスコントロールや内部リンクの最適化などの技術的な施策のこと。
アユダンテの安川さんや JADE の辻さんなんかが得意なイメージ。
Google の進化によって、
2000年代のクロール/インデックス系の問題は概ね解消されているので
一般的なサイトで問題になることは少ないのですが、
10万ページを超える大規模サイトや
データベース型/UGCサービスでは
Technical SEOでミスると致命的なネガティブ要因となります。
マニアックな Technical SEO では
ミリ秒単位の速度改善、サイト内部のリンクグラフ最適化なども楽しい。

 Link Building(外部)

さまざまな関係者(ユーザー、見込み客、取引先 etc)との関係構築を通して
対象サイトに他サイトからのインバウンドリンクを集める施策。
メールでの依頼、コンテストの開催、調査レポートの公開など
リンクビルディングの王道的なアイデアは50以上あって
海外では “Link Builder”なる専門職も居る
 SEO Link Builder Salaries | Paysa
 https://www.paysa.com/salaries/seo-link-builder–t
日本では、大流行した「有料リンク(SEOスパム)」のせいで
非常にネガティブな意味に捉えられる(敬遠)施策なので、
やりきれば競合サイトとの差別化要因になりうる。
なお、海外のSEO会社(日本にも支社を構えるBruce Clayさんなど)は
被リンクを集める「Link Magnet」などの本質的な提案をしてくれるが
日本のSEO会社で Link Building を提案してくるところは
ほぼ ガイドラインのスパムリンク企画なので無視するのがドメインを守るこつ。
注:日本の有料リンク業者は、ペンギンアップデートで全滅した思っていたが
実はゾンビがいまだに居るらしい…

Content-SEO

米国の Content Marketing が日本のSEO界隈に輸入された時
「Content SEO」なるキーワードが広まってしまい、
Content Marketing = SEO記事の大量生産
みたいな誤解を与えてしまった。
本来の Content Marketing は様々なコンテンツ(記事、動画、ポッドキャスト、画像)
を利用して 見込み客をユーザーへ、ユーザーをファンへ転換していくコミュニケーション設計のことであり、けっして「安価なSEO記事の大量生産」のことではない。
日本では Welq事件をきっかけに Content-SEO の誤解がさらに広がったが
Content-SEOを本質的に理解している人は非常に素敵なコンテンツを提供しているので尊敬の念が絶えない。
日本の第一人者は ウェブライダー の松尾さんであろうが、
2018年ごろは仕事の相談をしてもリソース不足で断られた記憶がある。
SEO会社では、「ミエルカ」を提供している Faber Company が有名。
ツールの提供のみならず Content-SEOのトレーニングサービスも提供している。
本当に仕事が出来る人は忙しいのだ…

など。(他にもあるのかな?)

補足

キーワードマーケティング(市場調査)を戦略として話す御仁もたまに居るが
戦略立案に必要な「市場調査」を通した
対象領域の分析・理解がキーワードマーケティングの本質であり、
戦略ではない。と私は考えます。

ARS SEO。戦略的SEO

選定する施策の好みの話は個人の判断ですが、
SEOを”戦略的”に推進する。最適なフローを考えていた時
適切な概念がないのではないかと思案していたところ…

“戦略” の英訳は”Strategy”。”戦略家”は”strategists”なので
“strategistics” とかなのかなとGoogle翻訳したら
ars(アルス)なる言葉に出会いました。

ars とはラテン語で「アート」の意味です。
「ラテン語の ars はギリシア語のテクネー に相当し、本来は「芸術」というより、自然に対置される人間の「技」や「技術」を意味する言葉であった。

芸術と技術 https://www.kitashirakawa.jp/taro/?p=7980

経験の長いプロフェッショナルほど
選定する戦術や施策に偏りや好みがあるもの。
“戦略立案/戦術選定 ~ 実装 ~ 効果検証を OODAサイクルで素早く回す”
ひとつのメソッドとして「ARS-SEO」の確立に尽力したい所存です。